「仕事」としてのヨガ – 週にどれだけクラスをするか?

今週から新しい場所でのヨガクラスが始まりました。

 

朝6時から、久しぶりの早朝クラスです。4,5年ぶり?? 朝のヨガそのものが気持ち良いのと、その後一日とても有意義に過ごすことができて、テンションがあがりました。家で朝ヨガをするのとはまた違った感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数年、自宅スタジオ以外でのクラスは平日の夜や週末の朝ばかりでした。そして、実は続けるうちに、私には合わない時間帯かも、と感じるようになっていたのです・・・

 

平日の夜は家でゆっくりしたい(おうち大好き人間!)のと、夜にクラスがあると、昼間何もなくてもずっと緊張感?のようなものがあって落ち着かないというのが理由です。

 

でも仕事なのでそんな理由だけで「夜はクラスしません!」とはいかないのも事実。

 

特にブリスベンに引っ越してからは、とにかく機会を得ないと、という思いがありました。幸い、引っ越し後それほど間を開けずにクラスを始めることができましたが、全て夜や週末の朝。時間の都合がつく限りクラスをしていました。

 

代行が重なると、平日毎晩どこかでクラス、ということもありました。年に何度かこういう時があったのですが、正直しんどかったです(これが平日朝毎日なら大丈夫そうですが)。

 

それなのに、しんどいと思わないように本音にフタをしていました。「しんどいと思ってはいけない」と。

 

さすがに、フタをするのに疲れてきて?これでいいのかなという正直な気持ちがフタから少しずつ出てきました。そうこうしているうちに、自然とご縁が無くなるクラスもありました。世の中そういうもの、うまく出来ています。

 

そして、夜は今している二つ(夜だけど好きなクラスです)以外はクラスをしないと決めました。今回の新しい場所でも「平日の朝しかできません」と最初からスタジオに伝えました(そして午前中ではなく早朝をリクエスト)。週末はどう?と聞かれましたが、「出来ません」と私にしてはかなりきっぱりと宣言できました。

 

すごくスッキリ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨガインストラクター、ヨガティーチャーにとって、クラス数というのは収入に直結する要素でもあるので、「好きな時間でしか教えません」とはいかない人も多いかと思います。

 

収入のために、または、教え始めたばかりだからとにかく経験を積みたい、とクラスの受け持ち数を増やし、スタジオ間をあちこち移動して、という人もいます。

 

私はそこまで詰め込んだことはありませんが、少しクラス数が増える程度で「負担」に感じることがあります。

 

そうなると「クラスをただ機械的にこなす」の一歩手前ぐらいまで来そうになります。これはよろしくない。

 

教えるクラスが多すぎて自分の練習時間が取れないという話も聞きますが、これは本末転倒。

 

難しいところです。

 

クラスを教えるようになったばかりの頃、知り合いのヨガティーチャーが「前は代行でも何でも、自分の都合があえば引き受けていたけれど、必要以上に忙しくなって疲れたから、今はそういうこと(あれこれ引き受けること)はやめた」と言っていました。

 

当時の私は受け持ちクラスが少なかったこともあって「え~私だったら機会が欲しいから引き受けるのになぁ」と思っていましたが、今はその彼女の気持ちがわかり、自分にストップをかけることができるようになりました。

 

個々の事情があることなので、一概にクラス数はこれ以下に抑えるべき、とは言えないし正しい答えもありません。ただ、たとえ何クラス教えようが、自分が日々マットの上で過ごす時間を大切にできているか?常に良いコンディションでいるか?は優先すべきことだと思います。

 

そのための線引きがいかにできるか?

 

「仕事としてのヨガ」の難しいところだと改めて感じ、私も学んできたんだなぁとしみじみ。

 

いい意味で楽に行動できるようになったかな??☺️

 

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ABOUTこの記事をかいた人

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。在豪歴延べ15年ちょっと(パース・シドニー・ブリスベン)。日豪での会社員生活からヨガ講師に転身。ヨガアプリ「Down Dog」の日本語音声&翻訳、「ヨガジャーナルオンライン」のライター、サウンドセラピストとしても活動。オカメインコと庭のニワトリと、のんびり暮らしています。