STHIRA SUKHAM ASANAM
アーサナ(坐法)は快適で安定したものでなければならない。
Asana is a steady, comfortable posture.
(ヨーガスートラ2章46節)
ヨガ哲学、教典である「ヨーガスートラ」では、ア-サナ(ポーズ)のあるべき姿は快適で安定していること、と言われています。

何をもって「安定」なのか、「快適」なのかは人によって違います。
周りの大多数が「これが安定で快適」ということが自分にとっても同じとは限りません。
でも私たちは時として周りに惑わされてしまい、自分の身体と心ではそう感じていないのに、周りが言う「安定と快適」に流されてしまうことがあります。
外側に目を向けるのでなくて、自分の内側をしっかりと見る力、自分に正直であることが必要なのですが、意識は外側に向きやすいのでこれが結構難しかったりしますね。
そして、「安定と快適」にたどり着くまでには時間がかかるもの。
でも「すぐに、はやく、あっという間に」を求めてしまう私たちがいる。
私が勝手に感じることですが、インスタントなものは文字通り出来上がりは早いけれど、内容は薄く、長く持たない・続かないような気がするんですね。
面倒くさいこと言ってるかもしれませんが、私は地味にコツコツやる方が好きだし(要領が悪くて時間がかかることもありますが💦)、その方がより本物・真実に近づけるような気がします。
ズバリ言ってしまうと、「すぐに!系」(←勝手に命名)は好きではありません・・・
快適さや安定さにたどり着くまでには、殆どの場合その反対のことを経験するし、時間もかかりますが、一度たどり着けばそう簡単には壊れない、ブレない。
これ、ヨガのことだけでなく生き方にも通じると私は思っています。
結局のところ、ヨガは生き方なので。
ヨガが「ポーズが出来る・出来ない、身体が柔らかい・硬い、ほにゃらら~」だけではないことを、関わる方たちとゆっくりじっくりシェアさせてもらったり、学ばせてもらえれば、と思っています(だからといって、アーサナの練習をしなくて良い、というわけでもありません)。
生き方そのものを快適で安定したものに。今年の目標です(そう簡単にはいかないですが~)。
2019年も Happy Practice 🙂
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