オーストラリアで生活しているので必然的にそうなるのですが、日本語でのヨガクラスだけでなく、英語でもヨガを教えています。
英語でヨガを教えたい、海外でヨガを教えたい、海外でヨガのティーチャートレーニングを受けてみたい、という方から質問・相談のメールをいただいたことが過去に何度かありました(私のブログを見つけて連絡をくださったようですが、今思えば、あの頃のブログでよく私にたどり着いたなあ~と思います)。
というわけで、海外(オーストラリア)で、英語でヨガを教えるために 私がしたことをご紹介したいと思います。
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英語力ってどれぐらい必要?
まずは、真っ先に疑問に上がるかと思われる 英語力についてです。
私の背景を簡単にお伝えすると、
- 日本で英語を勉強
- 日本の会社勤めでは、海外との取引をする部署にいたり、外資系企業にいたり、英語を使う機会あり
- オーストラリアでは、語学学校、専門学校、TAFE(オーストラリアの公立職業訓練専門学校)で1年マーケティング専攻
- オーストラリアの現地企業(輸出入、マーケティングなど)で働いたことあり
- Native English Speakerの家族なし(たまに聞かれますが、国際結婚はしていません)
今でも英語力が十分とは思っておらず…こんな感じです。
ティーチャートレーニングはどこで受けたか
一番最初のティーチャートレーニング(RYT200)は日本で受け、その後わりとすぐオーストラリアに移住しました。時系列が分かりづらいかもしれませんが、語学学校や専門学校に通っていたのは、この移住の前のことです。英語でヨガを教え始めてから、バリでRYT500のトレーニングを受けました(オーストラリアのヨガスクール主催)。
ヨガ指導の経験は?
移住の翌年から、まずは日本人を対象に日本語でのヨガクラスを始めました。英語で教える度胸も、日本人以外の人を集める自信も集客力もなかったので。
その後、オーストラリアで生活しているにも関わらず、このまま日本語でしかヨガを教えないのは自分の選択肢を狭くするだけで、可能性が広がらないと思い、英語でヨガクラスをすることを考え始めました。清水の舞台から…的な決断です。
意図していなかったけれど役立っていたこと
日本語でヨガを教えている時期は、現地のヨガクラスに沢山通っていました。ヨガ英語のリスニングのため…などの目的は一切なくて、単にクラスに参加するのが楽しかったから。このスタジオでアシュタンガヨガに出会い、ハマったと言えばハマったのでしょうか。でもアシュタンガ以外のクラスにも沢山通っていました。とにかく楽しかった。
後になって気づいたのですが、これが英語でヨガを教えることの下地を作ってくれていました。クラスに通い続けることで先生の言い回しを覚えていったのです。ヨガで使う英語を勉強するためにクラスに通っていたわけではないので、これは本当に思わぬ収穫となりました。
最初の英語でのヨガクラス
英語でのクラスはどうやって始めよう?当時はGumtreeというクラシファイドサイトが割と主流だったので、そちらに広告を出してみることにしました。毎週何曜日に何時から、というレギュラークラスではなく、友達や家族などと一緒に人数が集まればレッスンします、といった単発のクラスで募集を始めてみました。
広告への反応は期待していなかったのですが、本当にラッキーなことに、広告を出した数日後にお申し込みをいただきました。これが私の初めての英語でのヨガクラスになりました。インストラクションに慣れていないから無料で、という自分を甘やかす逃げ道は作らず、有料クラスにしました。
今でも、これは本当に運が良かったとしか思えず、依頼者の方にはありがたい気持ちでいっぱいです。
スタジオでのレギュラークラス
この始めての英語クラスの後しばらくしてから、近所のピラティススタジオが出していた求人広告を見つけました(これもGumtree 笑)。ヨガもクラスに追加するということで、複数のインストラクターを募集していて、これに応募。オーディションというか、スタジオオーナーの前で30分ぐらいのクラスをして、はいOKみたいな感じだったと思います。
英語で教えるための勉強
クラスに参加している時は、先生の言い回しを聞くようにしようと思ったものの、それがクラスに参加する本来の目的ではないので、期待するほど得たことは少なかったように思います。自然に覚えていったことの方が多いです。あとはヨガのアーサナ(ポーズ)・シークエンスの解説が載っている雑誌や本から使えそうなもの、自分が実際にそれを口にしてしっくりくるものなどをメモして、一人でぶつぶつインストラクションの練習をしたりとか。今ならYouTubeもあるし、勉強方法の幅はグンと広がっていると思います。
英語は完璧であるべきか
クラスをするにあたってはもちろん、英語がうまく話せる、発音が正しく綺麗であるに越したことはありません。が、私にとって英語は母国語ではないので、練習しても完璧な英語のインストラクションにはなりません。きちんとできるようになってから教えようなんて思っていたら、教えられる日はずっと来ないと思ってやっていました。まあ、完璧ってどういう状態?とも言えるのですが。
きちんと出来るか心配でしたが、最悪、言い方がおかしかったり間違えたとしても、自分の動きを見てくれればどうにかなる。と割り切りました(でもインストラクションが途中でブツブツ途切れたり、言い間違えを連発するのはクラスの流れに影響するので、間違ってもいい!をデフォルトにし過ぎない心掛けは必須ですが)。
こんな感じで続けてはや10年以上が経ちました。英語はまだまだですが、クラスはできていますし、長くクラスに来てくださっている方もいます。
この話は数年前からブログに書こうかと思いつつ、英語でヨガを教える日本人の方、私より英語を上手に使える方は沢山いるから、私が書かなくてもいいかなと長いこと放置していました。でも、何かのご縁でここにたどり着いた方のうちお一人にでも参考になればと思って書いてみました。
まずは「聞くことに慣れる」から始めていくと良いかもしれません。
実際に英語でヨガを教えるようになってから気が付いたこと、クラスを受けてくれた方たちの反応などのお話はこちらよりどうぞ 🙂
「英語のインストラクションを聞く」ことに関してはヨガアプリも利用できると思います。ヨガアプリ「Down Dog」では8か国語対応をしており、日本語も含まれています。日本語(その他の言語も)は英語のインストラクションからの翻訳になっていますので聞き比べをするのも良いかもしれません。
ちなみに、その日本語訳と音声録音を担当させていただいています 🙂
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