フリーなわたし

日本語ヨガクラスに来られている方から譲っていただいた本、フリーな2人 社会人からフリーへと転身した夫婦の生活が面白く書かれているマンガです。

 

我が家は私のみがフリーですが、それでも「あるある!」と頷ける・笑えるところがあったのと、私好みのゆるっとしたイラストが楽しくて一気に読破しました。作者のコンドウアキさんは「リラックマ」の作者の方なんですね。知りませんでした。

 

フリーな2人がフリーだからこその大変さをお互い協力して乗り越えている様子が素敵でした。

 

私は今「フリー」でヨガ(と別のお仕事)をしていますが、昔は会社で「バリバリ」働くのが一番だと思っていました。短大を卒業後は「安定してそうな」会社に入り(何をもって安定なのか不明ですが 笑)、その後英語ができた方が有利になるだろうと思い、会社を辞めてオーストラリアに行き語学学校と専門学校に通いました(安直な発想…)。

 

その後「バリバリ」働いたかどうかはともかく、日本とオーストラリアで会社勤めをして今に至ります。

 

私は学生時代に「こういう仕事をしたい!」という強い希望がなかったので、入社できた会社で与えられた仕事を淡々と黙々とこなしていただけのような気がします。こう書くとやる気のなーい会社員のように見えますが(笑)、勉強になることも沢山経験できたし、職場の人間関係にも恵まれ、良い環境で楽しく仕事をさせてもらっていました。

 

日本とオーストラリアを行ったり来たり、またオーストラリアのビザの関係で転職の回数が増えてきたのですが、いつの間にか仕事が収入を得るためだけの対象になってきていました(収入は大事ですが)。仕事が好きとか嫌いとかいう感覚があったのかどうか???

 

フリーになりたくてヨガを始めたのではなく、ティーチャートレーニングを受けることにしたのは、スタジオでのクラス以外で集中して勉強したいと思ったからでした(ヨガティーチャーになることはあまり考えていなかった)。

 

意図していないところで流れが変わってきたのか、結果、フリーで「自分の好きなこと」を仕事にしている今。

 

とはいえ、好きなことが仕事なら何でもOK (´∀`)ノなんてことはもちろんナシ。会社員時代のように毎月決まったお金が口座に振り込まれる(たまにボーナスも貰える♪)ことはなく、休暇をとれば(病気・ケガをすれば)ただの収入減に終わるだけというデメリットもあります。他にも色々とあります。結局何をしたって良い・悪いはある。自分次第ですよね。

 

本にあったひとこと。

 

生きていくためには、収入があれば「フリー」であろうとなかろうと良いとは思うのですが、自分のことを改めて見直す事のできるこのポジションも悪くないな、と思うのです。

フリーになったことで、会社員の立場では見えなかったものが見え、「自分のことを改めて見直す事」が何度もありました。逆に、会社員をしていたからこそ、フリーだけの経験では見えないものを見たり、経験することもできました。

 

だから、社会人の方がいいとか、フリーがいいとかではなく、両方を経験できたことは自分にとって本当に良かったです。

 

このマンガのアキさんの姿、自分に重なる部分がところどころあり…おやつ最高!!

 

ちなみに。小学生の頃はマンガ家になりたかった私です(笑)

 

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ABOUTこの記事をかいた人

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。在豪歴延べ15年ちょっと(パース・シドニー・ブリスベン)。日豪での会社員生活からヨガ講師に転身。ヨガアプリ「Down Dog」の日本語音声&翻訳、「ヨガジャーナルオンライン」のライター、サウンドセラピストとしても活動。オカメインコと庭のニワトリと、のんびり暮らしています。