快適にシャバアーサナをするためのチェックポイント

ブリスベン ヨガ シャバアーサナ

どんなヨガクラスでも必ず最後にするのが

 

シャバアーサナ (Savasana)

 

サンスクリット語で Sava は「死体」を意味し、日本語では「屍のポーズ」、英語では「Corpse Pose」。

 

それまで行っていた他のアーサナによる身体の緊張や疲労などを取り除いて全身をリラックスさせ、そして心も穏やかな、ニュートラルな状態に導くのが目的です。

 

 

「それではシャバアーサナです」の言葉にホッとする人も多いのではないでしょうか(私もそうです!)。

 

仰向けになるだけなので、簡単だし特に気をつけることもないように見えますが、いざやってみるとそうでもなかったり・・・?

 

快適なシャバアーサナのために気をつけたいポイントをあげてみます。

 



 

よくありがちな改善したいポイントとその方法

 

頭/顔

・顎があがっている
顎を喉元に引いて後頭部の広い面積がマットに接地するよう意識する。首の後ろが自然に伸びている状態をつくる。

 

・顔が左右のどちらかに傾いている
鼻先を天井に向ける。

 

・表情が固い(眉間にしわができている、歯をくいしばる、など)
顔の筋肉を全て緩めて優しい表情をつくってみる。唇の上下がほんの少し離れるぐらいに口元や顎まわりを緩める。

 

 

上半身

・両肩の力が抜けきっていない
・指先が緊張している
肩を耳から遠ざけ、肩甲骨ごと足元に下げるようにして、どっしりとマットに乗せる。両腕を脱力させ、その感覚を指先まで届けるようにする。指が自然に丸くなっているのが理想。

 

 

下半身

・腰がそれている
少しお尻を持ち上げて尾骨を前に押し出すように骨盤の位置を調整してから再度お尻をマットに着地させる

*脚を伸ばして仰向けになるのが苦手、腰痛気味の方は、膝を立てて足の裏をマットにつける、もしくは曲げた膝の下にボルスターや丸めたブランケットを置く。

 

・脚全体が緊張したままになっている
一度脚全体を左右に揺らして力を抜き、つま先が自然と外側に向くようにする。骨盤から力が抜ける様子をイメージする。

 

 

大まかにこんな感じでしょうか。また、寒い時期はシャバアーサナの最中に体温が下がるので、上着を着る、靴下を履く、全身にブランケットをかけるなど、全身を暖かく保つことも大切です。

 

全てが整ったら、全身を完全に脱力し、意識を呼吸からも身体からも遠ざけていきます(この後何食べようかなー?とかナシです💦)。

 

シャバアーサナなのでポーズのひとつです。ただマットの上に仰向けに寝るだけではなく、他のポーズと同じくある程度身体の使い方には気を配る必要があります。一見簡単そうですが、一番難しいヨガのポーズとも言われています。

 

完全に脱力する前に、一度きちんと全身の状態を確認してから、クラス最後のご褒美を味わってみてください。

 

家でヨガをする時も、最後に短くても良いのでシャバアーサナをしましょう。

 

家に帰るまでが遠足なのと同じように、シャバアーサナをきちんと練習するまでがヨガクラス😉

 

Happy Practice 🙂

 

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ABOUTこの記事をかいた人

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。在豪歴延べ15年ちょっと(パース・シドニー・ブリスベン)。日豪での会社員生活からヨガ講師に転身。ヨガアプリ「Down Dog」の日本語音声&翻訳、「ヨガジャーナルオンライン」のライター、サウンドセラピストとしても活動。オカメインコと庭のニワトリと、のんびり暮らしています。