ゴールドのペンが教えてくれたこと

 

先日のシンギング・リン®のセッションでのことです。

 

体験後に感想の記入をしていただくように、記入用の紙を挟んだボードとボールペンを用意していました。

 

途中でそのボールペンが見当たらなくなり、書いてもらう方が「私ペンを持っているから大丈夫よ!」とご自分のペンで記入、「またすぐに戻って来るから使っていて」とペンを置いていってくれました。

 

その後見当たらなくなった私のボールペンはすぐに見つかり、持ち主の女性が戻ってこられたのでそのペンを返そうとしたら

 

これあげるからそのまま使って。見た目が良いペンだと書く人が良いことを書こうという気持ちになるわよ 😉

 

私が用意したペンはどこかの企業のロゴ入りボールペン。安物であることは間違いないのですが、書きやすいのでいつも使っていました。

 

まして、今どき「書く」機会はあまりないから筆記用具に気を配るという考えは頭の中には全くナシ。「書ければいい」ぐらいにしか思っていませんでした。

 

でも、この方が言うことが胸にストンと落ちてきたんですね。

 

そうしたら、こういう場面で安物のボールペンを使っても何とも思っていなかった自分の適当さが何だか恥ずかしくなって💦

 

安物のボールペンでも皆さんポジティブな感想を書いてくださったし、逆にきちんとしたペンを使ったからといって劇的に何かが変わることはないかもしれません。そしてここでは「良い感想を書いてもらう」のが目的ではない。

 

でも、せっかくシンギング・リン®という素晴らしい音響楽器の体験をしていただいたのだから、尚更ペンに少しは気を配ってもいいかなと。

 

おもてなし、というと言いすぎですが、ほんの少しのことに気を配るのも悪くない(むしろ良い)かもしれない。目が覚めた気分です。

 

そんなわけで、高いものでなくてもきちんと見えるペンを用意することにしました(こういう時に日本だといいものが見つかりそうだなぁ)。それまでは彼女がくれたこのゴールドのペンを使います。ゴールド好きだし。

 

ただの自己満足だとしても、こういう小さなことから気持ちを整える、まずは自分が気持ち良く思えることをしてみる 🙂

 

じわりと心に響いた出来事でした。さりげなく良いことを伝えてくれたこの女性に感謝🙏

 

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ABOUTこの記事をかいた人

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。在豪歴延べ15年ちょっと(パース・シドニー・ブリスベン)。日豪での会社員生活からヨガ講師に転身。ヨガアプリ「Down Dog」の日本語音声&翻訳、「ヨガジャーナルオンライン」のライター、サウンドセラピストとしても活動。オカメインコと庭のニワトリと、のんびり暮らしています。