先日ヴィパッサナー瞑想の10日間コースに参加して、無事に帰ってきました(10日間といっても、前日夕方のオリエンテーションから始まり、最終日の朝食後にコース終了となります)。
場所はブリスベン中心から車で2時間ほどの距離にある、DHAMMA RASMI センター
せっかくなので体験記として残しておこうと思います。
ヴィパッサナー瞑想がどういう瞑想なのかは次回以降に書くことにして、まずどんなコースだったのかを簡単にまとめてみます。
1日10時間瞑想
毎朝4時起床、4時半から夜の9時まで、途中休憩や食事を挟みながら、ひたすら瞑想します。1日のスケジュールはこんな感じです。
毎日それなりに疲れるので、夜9時にグループ瞑想が終わったらすぐに部屋に戻って、9時半前には寝ているような毎日でした。
聖なる沈黙 Noble silence
コース中、他の参加者との会話、アイコンタクト、ジェスチャーなどはすべて禁止。この沈黙は10日目のお昼前に解かれます(コースが終わって日常生活に戻る準備のため)。瞑想に関する質問はアシスタントティーチャーに、生活面での相談などはマネージャーに、それぞれ決められた時間に直接話をすることができます。ちなみに、筆記用具や本を持ち込むこともできません。
外部との連絡遮断
スマホやPC類は、コース開始前日にセンター到着後、受付に預けるため、外部との連絡は一切取れなくなります。車のカギや財布類も預けます。この強制デジタルデトックスは良かったです。
参加費用はドネーション(寄付)制
コース参加費はドネーション制です。アシスタントティーチャーや、食事の用意をしてくれるスタッフ(過去に10日間コースに参加した人)は報酬を受け取っておらず、完全ボランティアです。
参加者はコース終了後に自分の払いたい金額を支払います。最終日にセンターで支払うか(現金orクレジットカード)、後日の支払いでも大丈夫です。私は帰宅後にセンターのウェブサイトからクレジットカードで支払いました。
心理的にどうだったか?
前回のブログで「たくさん湧き上がってくるであろう感情に自分はどう対処するのかな」と書きましたが、実際のところ、それほど感情のアップダウンというか、揺さぶられることはありませんでした。
淡々と自己観察、淡々と葛藤、になるのではないかと。
これはその通りでした。
長時間座るので、股関節など体の痛みが起こることを覚悟していたけれど、意外なことに股関節や脚にはほとんど問題がなく。それよりも、どうしてここが?と思う意外な別の場所に痛みというか、緊張感が2日目から最終日までほぼずっとありました。でも、それに対して「痛い!」「何なのコレ?」などと心の中で騒がないように、できるだけ客観的にその違和感と向き合うようにしてきました(これはヨガの学びが活かされました)。地味ぃ~にしんどかったですけれどね。このあたりは次回以降書きます。
コースの間はメモを取ることができなかったので、時系列を含め記憶がすでに曖昧な部分もありますが、思い出せる範囲で記録を残そうと思います(途中脱落した人の話とか…)。
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