【英語のヨガインストラクションあるある】よく使われる、でも不思議な表現

英語でヨガ

前回に続きインストラクションのお話を…

英語のサイトになりますが、面白いものがあったので内容をシェアします。

Weird Stuff Yoga Teachers Say…
ヨガティーチャーが使うおかしな(変な)表現

英語でヨガ ヨガ英語

英語でのヨガクラスのインストラクションでよく聞く表現ですが、どういうことかイメージできますか?

  1. Feel the body melting into the mat
  2. Root down through the feet
  3. Open the heart
  4. Find the breath
  5. Draw the ribs in
  6. Find space in the body
  7. Send energy out of the fingertips

ひとつずつ見ていきます。

  1. Feel the body melting into the mat⇒身体がマットと一体になる(溶け込む)様子を感じる

    シャバアーサナでの全身の脱力を強調した表現。身体の重さにまかせてだら~~んと全身をマットに預けてほしくて使う表現。力を抜いているようで実はまだ残っていることも結構ありますよね。

  2. Root down through the feet⇒足でしっかりと床を踏む

    立ちポーズで足の裏でしっかりとマットを踏んでもらうための表現。足の裏から根っこが生えて、自分が木になったような感じをイメージしてもらう表現。

  3. Open the heart⇒胸を開く

    これは特に説明はいらないと思います。胸を chest ではなく heart ということがあります。サイトの絵は極端ですね(笑)

  4. Find the breath⇒呼吸を意識する

    クラスの途中で呼吸を忘れてしまった際に呼吸に意識を戻す(見つける)ように、もしくは集中を促す表現。

  5. Draw the ribs in⇒肋骨を引き入れる

    タダアーサナ(山のポーズ)で背筋をピンと伸ばして立つことを意識しすぎて、腰がそれて肋骨が前に出てしまう時などに。

  6. Find space in the body⇒身体の中のスペースを感じる

    体に力が入って縮こまった感じがする時にその緊張をゆるめて”詰まった感覚” を取りのぞいてゆとりを持つイメージ。

  7. Send energy out of the fingertips⇒指先からエネルギーを出す

    タダアーサナ(山のポーズ)で腕を下におろす時や、ウォーリアー2(戦士のポーズ2)で腕を左右に伸ばす時など、腕だけでなく指先までしっかりと意識を向けてもらうように促す表現。



ヨガに慣れた人にとってはそれほど違和感のない普通の表現ですが、そうでなければわかりづらいかもしれないですね。私もこの中の表現のいくつかを使っています。

この他に良く聞くのが、マットや床をEarth(地球)と表現するケース。立位の前屈(ウッタナアーサナ)で指をマットにつく時に “touch the earth” という先生がいました。クラスの中で10回指をマットにつく機会があれば、10回すべて touch the earth で統一していました。日本語だと「大地」と言われることもありますよね。

天井を Sky(空)と言うのもお馴染みでしょうか?室内であっても Reach the arms toward the sky (空に向かって腕を伸ばして)と言うのはおかしな感じもしますが、空に向かうように高く腕を伸ばす、という意図ですね。

ちなみに私は、外でのヨガクラスでうっかり「天井に向かって腕を伸ばして…」と言ってしまうことがありました。

そして最後に、私が聞いたことのある中でこれはわかりにくいなあ~~と思った表現。

Shine the collarbone
鎖骨を輝かせる

…どんな時に使うか想像してみてください!

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ABOUTこの記事をかいた人

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。在豪歴延べ15年ちょっと(パース・シドニー・ブリスベン)。日豪での会社員生活からヨガ講師に転身。ヨガアプリ「Down Dog」の日本語音声&翻訳、「ヨガジャーナルオンライン」のライター、サウンドセラピストとしても活動。オカメインコと庭のニワトリと、のんびり暮らしています。