全米ヨガアライアンスのヨガ資格(RYT500)を更新しました。
世界最大(と言われているようです)のヨガ資格認定組織。ここが認定しているスクールのティーチャートレーニングを修了した後に申請をすることで
RYT200 / RYT500 / E-RYT 200 / E-RYT-500 といった資格が認定されます。
RYT: Registered Yoga Teacher
E-RYT: Experienced Registered Yoga Teacher
(数字の 200 や 500 はトレーニング時間)
ヨガを教えるには、少なくとも RYT200 の資格を持っているのが望ましいとされています。
この資格は一度取ったらそれで終わりではなく、年に一度の更新が必要です(=更新料がかかります)。
更新条件は、登録から3年ごとに規定時間以上の指導実績があること、規定時間以上のトレーニングを受講すること。
具体的には
①45時間以上のクラス指導
②30時間のトレーニング(うち10時間は対面によるトレーニングであること)
Continuing Education Requirements(ヨガアライアンスWebサイト:英語)
ただし、COVID-19の影響を鑑みて、2021年末までは2021 RYS オンラインルール適用除外があります。(ヨガアライアンスWebサイト:日本語)
資格を取ってそれでおしまいではなく、その後も指導経験と勉強を重ねてヨガティーチャーとしてあり続ける。
これは当然のことなので異論はないのですが…
「規定時間以上のトレーニング」がチョット厄介なのです。
巷ではヨガのトレーニングやワークショップが沢山あります。そして、素晴らしい先生も沢山います。
ところが、ヨガアライアンスの更新のために必要なトレーニングは、ヨガアライアンスが認定した講師(=ヨガアライアンスに認定料や更新料を払っている)によるトレーニングやワークショップでないと、受講したトレーニングとして認められないのです。
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私は今のところかろうじて規定時間を維持していますが、そろそろ新たに「ヨガアライアンス更新のためのトレーニング」を受けなければなりません。
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過去数年、素晴らしい先生のもとで勉強をする機会がありましたが、その先生たちはヨガアライアンスとは関係がないので、更新に必要なトレーニングとして認められません。
結局、ヨガアライアンスもビジネス。収益の確保のためにはやむを得ないとはいえ、すっきりしません。
しかもここはオーストラリア。
オーストラリアには Yoga Australia という認定機関が存在しています。ヨガアライアンスよりも Yoga Australia の資格を持っている先生の方が多いかもしれません。
✽ 私は一番最初に受けたティーチャートレーニングは日本のスクールでの受講、二度目のトレーニング(RYT500)はオーストラリアのスクールでしたが、ヨガアライアンスの認定スクールでした。
勉強を続けているのにそれが認められないこの矛盾。
そんな資格ならいらない!更新したくない!と言いたいところなのですが、そうはいかない理由があります。
それは「損害保険の加入」のため。
オーストラリアでヨガを教えるにあたり、万が一のためにヨガティーチャーとしての損害保険に加入しなければなりません。その為には認定機関より認められた有資格者である必要があります。
有資格者=ヨガアライアンスやYoga Australiaから認定を受けている
200時間だろうが500時間だろうが、ティーチャートレーニングを修了しただけではだめなのです。ティーチャートレーニングを修了することと、ヨガアライアンス(またはその他団体)から認定を受けることは別物です。素人がヨガを教え、その結果保険金を請求されるような事故が起きたらたまらないので、保険会社からしてみれば当然ですが。
私がヨガアライアンスの認定資格を維持し続けている理由はこれだけ(オーストラリア以外にいたら状況は違ってくるのかもしれません)。
私は今の RYT500 の次の段階である E-RYT200 の条件も満たしているのですが、アップグレードしたところで肩書きが変わるだけなので、興味なし。
RYTの資格を取るのは楽ではありません(適当なスクールだとお金と時間さえあれば、とも言われますが💦)。でも、資格を取ることが目標ではない。資格さえ取ればそれでいい、ではないし、○〇時間のトレーニングを受けたから優れた先生、でもない。
その後に自分が引き続きヨガを練習する人として、勉強を続けるか。どんな資格を持っているかとか、どれだけのトレーニングを受けたか、だけではないのです。
たまに、〇〇トレーニング修了、△△先生ワークショップ修了…と細かくプロフィールに書いている方を見かけますが、受けた分がどれだけ自分の実になってアウトプットができているか?ですよね。
そんなわけで「形だけの更新」については、ヨガもビジネスである昨今💰、矛盾を感じながらも致し方なし。といったところです。
何にせよ、資格の肩書に頼らずにやっていきたいですよね!
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